金曜日の夜。来週月曜の授業は、今週のテーマだった「道をたずねる」の聴解小テストから始めたい。これまでのやり方なら、ちょうどよさそうな音声を探し、自分で二回録音し、ノイズを切り、スクリプトを書き起こし、それからようやく設問を作る。二時間かけて小テストが一つ。だから多くの先生が、聴解だけは後回しにしてきました。
Quizzz では、録音の部分を AI が引き受けます。場面を文章で説明し、レベルを選ぶだけで、AI が短い会話を書き、二人の異なる声で読み上げ、自動採点できる選択問題として返してくれます。学習者が聞く前に、いつもの作成画面で先生が内容を確認できます。
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聴解は「別のツール」ではなく「問題形式」
新しい聴解エディタを覚える必要はありません。聴解問題は三つの固定された音声問題形式で、ふだんの AI 問題生成の流れにそのまま組み込まれています。入口は二つです。
- 聴解だけのクイズを作る。新規クイズから「聴解クイズ:AI 出題+音声」のタイルを選びます。対象言語とレベルを選び、各形式の問題数を決め、場面を自由に文章で書きます。
- どの AI クイズにも聴解問題を足す。トピックや自分の教材からクイズを生成するとき、出題構成の一番下に同じ三形式の選択欄が現れます。入力した数だけ、読解や文法の問題に「追加」として生成されます。既存の問題が音声に変わることはありません。
言語の選択肢には、音声合成の声が用意されている言語だけが表示されます(約 40 言語)。そこにない言語は、まだ聴解に対応していません。手動作成とテンプレートのルートでは AI を呼ばないため、この選択欄は出てきません。
三つの問題形式
日本語能力試験の聴解を受けたことがある方には見覚えのある形ですが、どの言語でも使えます。
- 即時応答。短い一言を聞いて、いちばん自然な返事を選びます。あいさつ、依頼、決まり文句に向いています。
- 課題理解。A と B の短いやりとりを聞いて、次に何をすべきかを判断します。指示、予定、手順の確認に向いています。
- ポイント理解。短い会話や説明を聞いて、時間、場所、理由、物といった一つの事実を聞き取ります。アナウンスやスケジュールに向いています。
配分は先生が決めます。初級なら即時応答 6 問とポイント理解 2 問、中級なら課題理解を多めに、といった具合です。
作成例:駅でホームをたずねる
N4 レベルの練習セットを作るときの、実際の設定です。
- 新規クイズから聴解のタイルを選ぶ。
- 対象言語:日本語。レベル:N4。
- 形式:即時応答 3 問、課題理解 3 問、ポイント理解 2 問。
- 場面の説明:「駅の構内アナウンスと、駅員に乗り場をたずねる場面。語彙は N4 の範囲で。」
Quizzz は 8 問それぞれの会話を書き、音声を合成し、結果を作成画面に開きます。ポイント理解の一問は、たとえばホーム変更の短いアナウンスで、設問は「電車は今、何番線から出ますか」。選択肢は四つのホーム番号です。学習者は聞くしかありません。画面に読める文字はないからです。
すべての問題は下書きとして届きます。AI の下書きが勝手に公開されることはありません。会話を読み、一度聞き、気になる箇所を直してから共有します。
会話と声を手で直す
生成された聴解問題をコンテンツのステップで開くと、次の項目を編集できます。
- 再生前に学習者が読む設問文
- 会話の一行ずつ:話者(A、B、ナレーター)、発話内容、その行の前の間(ポーズ)
- 話者ごとの声の性別(その言語に複数の声がある場合)
文字を打つたびに音声が作り直されることはありません。文章が整ったら音声を生成、修正後は音声を更新を押します。合成を走らせるタイミングは先生の手元にあります。一つだけ制約があります。聴解問題を白紙から書き始めることはできません。「問題を追加」の一覧に聴解はないため、手直しは必ず AI が生成した問題から始まります。
学習者側の体験
学習者は Magic Link からクイズを開きます。アカウントもアプリも不要です。聴解問題の画面には、形式のラベル、音声プレーヤー、選択肢だけが表示されます。スクリプトは表示されず、テキストとしてブラウザに送られることもないので、「聞かずに読む」ことはできません。
再生、一時停止、シーク、繰り返し再生は回数無制限です。ゆっくりの切り替えもあり、声の高さを変えずに速度だけ落とせるので、初級の学習者がよく使います。聴解問題はクラシックモードとインタラクティブモードで動きます。聴解問題を含むクイズをガイドモードに設定すると、ガイドモードは音声のみの問題にまだ対応していないため、自動的にクラシックモードに切り替わります。
採点は他の選択問題と同じく自動で、結果はクイズ全体と一緒にダッシュボードに届きます。共有リンクごとに学習者の画面表示言語を設定することもできるので、出題言語と学習者の母語が違う場合に役立ちます。
実物を一問どうぞ。この写真描写の聴解デモは、私たちの公式アカウントにある本物の問題です。
最近追加された機能
10 月のリリースで三つの変更が入りました。
- 解説と選択肢を、対象言語ではなく学習者の母語で表示できるようになりました。初級者が日本語の音声を聞きながら、英語や中国語の選択肢で答えられます。
- 合成音声の代わりに、先生自身の音声ファイルをアップロードできるようになりました。実際のアナウンスの録音や、先生の声をそのまま使えます。
- PDF から聴解だけのクイズを生成できるようになりました。文書の全ページを根拠にして出題するので、教科書の一章がまるごと音声クイズになります。
よい聴解問題を作るためのヒント
- 単語リストではなく場面を書く。「ラーメン店で注文し、アレルギーについてたずねる」のほうが、「食べ物の単語」よりも引き締まった会話になります。
- 会話は短く。一つの事実を聞き取らせるなら二〜四行で十分です。長くなったら作成画面で行を削って音声を更新してください。
- 形式と技能を合わせる。決まり文句は即時応答、指示は課題理解、数字・時間・場所はポイント理解。
- 初級者には「ゆっくり」を先に教える。最初のクイズの前に伝えておきましょう。
- 上限を意識する。どのプランでも 1 クイズあたりの聴解問題は 20 問までで、無料プランはさらに少なくなります。短い聴解チェックを頻繁に行うほうが、長い一回のテストより効果的です。
- 公開前に自分で一度聞く。30 秒の確認が、授業一回分の混乱を防ぎます。
音声を用意するのが大変で聴解を避けてきた先生へ。その大変な部分は、いまや一つのテキストボックスになりました。無料アカウントを作り、来週のテーマで 8 問のセットを一つ生成して、音を聞いてみてください。詳しくはAI 聴解クイズ作成のページ、日本語教育向けの説明はJLPT 聴解テスト作成、手順のチュートリアルはオンラインで聴解テストを作る方法をご覧ください。